バラは手のかかる植物といわれています。農薬や化学肥料を多用して美しいバラをさかせることができたとしても、人体のみならず土壌や環境には末永く影響が残ることが考えられます。
「あざみ野ローズクラブ」では、バラの有機減農薬栽培で経験豊富な「谷口マサ子」先生の指導のもと、未来のため、子どもたちのため、愛するバラのために極力農薬を減らした有機肥料によるバラの栽培に取り組んでいます。
久しぶりに新会員を募集します。バラをもっと上手に綺麗に咲かせたい方、土、肥料、剪定、誘引、農薬の正しい使いかた、減農薬、無農薬栽培等いろいろと学びます。入会は11月がお勧めです。
鉢替え用のブレンド土の作成、冬の土壌改良の仕方を学びます。11月のスクール時の資料は10ページを超えます。バラの庭作りに悩んでいらっしゃる方には時間が許す限りお庭に出向きアドバイスさせて頂きます(無料)。
冬の手入れで来春からのバラの生育がほぼ決まります。
バラ園でバラを心から愛する仲間と一緒にバラの栽培について学びませんか。
入会は随時受け付けています。
【教室概要】
谷口マサ子先生が手掛ける「谷口バラ園」が、「あざみ野ローズクラブ」のおもな活動場所です。2000年開園してから260品種、約330株のバラを有機減農薬での露地栽培に取り組んでいます。
「あざみ野ローズクラブ」の教室では、土作りや苗の植え込み、剪定作業など、基本のバラつくりの基本を座学と「谷口バラ園」での実習にて勉強していきます。
(写真:谷口バラ園での植え替えの実習のようす)
春秋の定期募集以外にも、随時ご入会を受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
活動場所は講習内容や天候に合わせて、「谷口バラ園」または、「美しが丘西地区センター」で開催されます。
バラ栽培の基本知識や、毎月の作業の要点、など、オリジナルのテキストにそって座学と実習を交えて勉強していきます。皆さんからのご相談、お困りごと、ご質問などを持ちより、さまざまな事例からさらに深い内容へと勉強していく内容です。
【講習会レジメ例】 (年によって内容はアレンジします)
■12月の手入れ■
・土壌消毒 ・つるばらの誘引 ・仮剪定 ・冬の元肥(地植え)と土壌改良
・鉢替え ・大苗の植え付け ・移植
① バラの嫌地現象
② 土壌消毒(木酢、竹酢の高濃度液による潅水)
③ つるバラの誘引
④ 仮剪定(予備剪定)
⑤ 冬の消毒
⑥ ダニ対策
⓻ 根頭ガン腫病について
⑧ 冬の元肥と土壌改良剤(地植え用)
⑨ マルチング
⑩ 大苗の地植え、移植。鉢植えを地に下ろす場合
⑪ 大苗の植え付け方
⑫ 鉢の植え替え―実習
⑬ 鉢の土替えの手順
■1月の手入れ■
① 鉄について
② 鉢の大きさについて
③ 越冬する虫たち
④ アブラムシとバラゾウムシについて―別紙
■2月の手入れ■
① 冬の作業の確認
② 剪定
① 剪定の仕方
② 品種別剪定の仕方(地植え)
③ 鉢植えの剪定
④ 潅水
■3月の手入れ■
① 肥料
② 潅水
③ 大苗の植え付けと移植
④ 遅霜対策
⑤ 病害虫の予防
*実習―バラ園のバラを剪定
■4月の手入れ■
① 肥料
② 潅水
③ 害虫対策
④ 薬剤散布
⑤ 芽欠き
⑥ 芽欠きの進め方(主にハイブリッドティーの場合)
⑦ 切り戻し
⑧ ブラインドの処理
⑨ 新苗の植え方
⑩ 1月の芽継ぎ講習会で作った新苗
■5月の手入れ■
① 肥料
② 潅水
③ シュートの処理
④ 新苗のシュートの処理
⑤ 咲きがら摘み
⑥ 病害虫の防除
特集:バラの病気とその発生過程について
■6月の手入れ■
農作物の病原菌の死滅温度
① 施肥
② 水やり
③ 咲がらの整理
④ カミキリ虫に注意!!
⑤ キトサンを地面に撒きましょう(別紙)
⑥ 新苗の育て方
⑦ 地植えの夏の元肥の準備(6月下旬から7月の始めにかけて実施)
■7月の手入れ■
① 地植えのバラの夏の土壌改良と追肥(元肥)
② 土壌改良の効果を高めるために
③ 不用枝の整理とシュートの処理
④ 何年たってもシュートが出ない場合
⑤ 黒点病
⑥ うどん粉病
⑦ ハダニ
⑧ 鉢替え
⑨ 真夏の鉢植えの管理
⑩ ニームの効果
■8月の手入れ■
・ 谷口流ストレスに強いバラ作り ――― 五つのポイント
1.土作り
2.水やり
3.肥料は少な目
4.バラを良く知る事
5.農薬はなるべくかけない
① 肥料
② 水やり
③ マルチング
④ 予備剪定
⑤ 台風対策
⑥ 病害虫の防除
⑦ 真夏の葉面散布の注意点
⑧ キトサンの上手な使い方
⑨ 微量要素の追肥
⑩ 夏の暑さを利用して
1.古土の殺菌
2.EMの発酵液を作る
■9月の手入れ■
① 夏の剪定(秋剪定)が必要ない場合
② 夏の剪定(秋剪定)と春剪定(冬剪定)の違い
③ 夏の剪定
④ 剪定の時期
⑤ 品種別剪定の仕方
⑥ 剪定後の出芽について
⑦ 施肥
⑧ 水やり
⑨ 病害虫の防除
*実習―バラ園のバラを剪定
■10月の手入れ■
① 施肥
② 水やり
③ 黒点病とうどん粉病
④ 害虫対策
⑤ 摘蕾
⑥ 花後の処理
⑦ その他
⑧ 木酢の上手な使い方
■11月の手入れ■
特集:バラの香り
① 施肥
② 水やり
③ 土の表面が固くなっていませんか?
④ 咲がら摘み
⑤ 黒点病
⑥ 冬の元肥の前に―――地植えの土壌改良
⓻ 冬の鉢替え用ブレンド土の作り方
香りの勉強をしました。「蓬田バラの香り研究所」の香りのビーンズで8種類の香りを嗅ぎ、その時に咲いていたバラ園の香りを生徒さんに分類していただきました。大変良い勉強になったと好評でした。
参加の皆さんの親睦を深め、またバラ栽培のお勉強を兼ねて、春と秋に各地バラ園や栽培農家などを訪ねて、小旅行を企画しています。これまで、「京成バラ園」、「谷津バラ園」、「草笛の丘」、「花フェスタ記念公園(岐阜)」、「双葉バラ園(茨城)」などを訪れ、見聞を広めました。
(写真左:2013年に訪れた京成バラ園にて)
コロナの感染拡大で緊急事態宣言が出てスクールも1ヵ月休みました。5月のバラの開花時期にはたくさんの傘をバラにかけて雨からバラを守り、コンテストやバラ展、アレンジに使っていました。今年は行事がすべて中止となったため、傘無しのバラ園はネット越しでも見て楽しんでいただけるようにバラはなるべく切らずに咲かせました。
冬に植え付けしたばかりのバラは本来は咲かせない方が木のためにいいので蕾は取ってしまうのですが、今年は敢えて咲かせました。通行人の皆様に、コロナ禍で落ち込んでいる方々に少しでも楽しんでいただけたらと思っています。秋バラも同様にたくさん咲き始めています。